第14回目のオンライン対談は、桝屋髙尾 代表取締役社長 髙尾 朱子 さんです。
桝屋高尾さんは、西陣織帯地製造の工房で、徳川美術館の宝物袱紗を再現する際に開発した独自の糸、「ねん金糸」を使って織り上げる織物は、国内外で高く評価されています。
お知らせ−NEWS
終了
- DATE:
- 2020/07/27MON
- TIME:
- 17:00 – 18:00
- PLACE:
- Youtube Liveにて配信(DESIGN WEEK KYOTOチャンネルより)
- FEE:
- 参加無料
今回の対談では、桝屋高尾や先代(朱子さんのお父様が)が開発した「ねん金糸」の歴史、そして桝屋高尾の三姉妹の三女として生まれた朱子さんが4代目を継ぐことになった経緯等、お話いただいてます。
■トーク内容
①桝屋高尾について
~今年で創業90年~
②桝屋高尾の特徴である「ねん金糸」について
~徳川美術館からの復元の依頼から~
③朱子さんが桝屋高尾を継ぐまで
~生まれた時から継ぐことは決まっていた!?~
④朱子さんが継ぐと決めたきっかけ
~ねん金の帯はすごい締めやすくて衝撃的だった~
⑤現在取り組んでいること
~織り体験やネットショップ開設~
⑥今後取り組みたいこと
~ねん金糸の里帰りプロジェクト~
対談では、徳川美術館から「黄金のねん金袱紗」の修復を依頼されましたが、緯糸が見たことなくて、太さ・細さ・撚り方等を一から研究して、相当な時間を費やして開発された経緯や、朱子さんが跡を継ぐまでのお話を、小学校の時からの同級生で朱子さんを支えている武長さんとの掛け合いで楽しくみられます。
たくさん貴重なお話がある中で、ねん金糸を開発する際、「(機械を使っていようと)人間がそこにどう参加するかによって出来上がりが違うと強く実感」されたそうです。また職人さんを育てていく中での思いなどお話されていて、ぜひ動画でご覧ください。