こんにちは!
今回の【DWK】ONLINE DIALOGUE Vol.10のゲストは南條工房 南條 和哉です。
南條工房さんは佐波理*の特性をより引き出すために銅と錫の配合率を限界まで引き上げ、お寺や家庭で仏具として使われる佐波理製「おりん」を中心に、祇園祭のお囃子(はやし)で使われる鉦(かね)や鳴物神仏具などを伝統の技法で一つ一つ手作りで制作している数少ない工房です。
*「佐波理(さはり)」とは、古くは正倉院宝物にも用いられた合金。
南條工房さんでは「音」を大切にしており、ワンワンとうねらない真っ直ぐ伸びる音にするため、とても丁寧に一つずつ削っています。
(動画でもおっしゃってますが、音の好みはそれぞれなので、南條工房さんの佐波理の音は、真っ直ぐ伸びる音を大切にしていて、どちらが良い等はないそうです。)
また南條さんは鳴物の音を身近に感じてもらえるよう、昨年3月にLinNeという自社ブランドを立ち上げていて色々な取組をされています。そんな南條さんは元々料理人!なぜ南條工房さんに入ったのか、そしてLinNeが出来るまでのストーリーをぜひ動画でご覧ください!
お知らせ−NEWS
終了
- DATE:
- 2020/07/07TUE
- TIME:
- 18:00 – 19:00
- PLACE:
- Youtube Liveにて配信(DESIGN WEEK KYOTOチャンネルより)
- FEE:
- 参加無料
■トーク内容
①南條工房について
〜鳴物専門の鋳物とは?祇園祭のお囃子もつくっています!〜
②佐波理について
〜正倉院宝物の中に、佐波理製の花器があった!?〜
③南條工房が大事にしている音色について
〜音色のための配合・鋳造法〜
④南條さん(井上さん)が南條工房に入るまで
〜カリフォルニアキュイジーヌ料理からの南條工房〜
⑤おりんからLinNeを作った時
〜自分が感動した南條工房の音は変えず、楽しみ方やシーンを変える。〜
⑥今後取り組んでいきたいこと
〜自分に合う音があることを知ってほしい〜
実は意外とおりんの音はイメージでしかなく、知識がない。そんな中で南條さんは色々な人に、自分に合う音があることを知ってほしいと動画内で話しています。南條工房では依頼されたヘルツに調律することもあり、自分好みの音を聞くことができ、使い手に寄り添ったモノづくりをしています。LinNeを作ったことで色々な人の話を聞いて、世界が広がったとお話されていた事がとても印象的で、ぜひ動画内でご覧ください。