レポート−REPORT

大丸京都店 「余白のある暮らし博」

2022年3月9日(水) – 3月21日(月)の期期間、大丸京都店におきまして「余白のある暮らし博」が開催されました。「余白のある暮らし博」は、大丸京都店さまの新しい取り組み。京都の豊かさや美意識を感じさせる、道具や作品、体験が一堂に会し、暮らしに刺激や発見をもたらすライフスタイル博です。イベントの初開催にあたり、DESIGN WEEK KYOTOへお声掛けをいただき、グループでの出展が実現致しました。

DESIGN WEEK KYOTOからは、オープンハウスのみなさまが、普段のモノづくりの枠を超えて生み出した、ユニークで斬新な商品や作品の展示・販売と、それにまつわるトークイベントやワークショップを開催いたしました。

イベント概要

  • 名称:余白のある暮らし博名称
  • 開催日時:2022年3月9日(水) – 21日(月)
  • 開催場所:大丸京都店6階イベントホール
  • 開催内容:京都の豊かさや美意識を感じさせる、道具や作品や体験が一堂に会し、暮らしに刺激や発見をもたらすライフスタイル博
  • 主催:大丸京都店

余白のある暮らし博

展示・販売

  • キャステム京都LiQ

    本気で作ったロビンマスク、本当に使えるミニチュア工具など

  • 京都義肢*design(楠岡義肢製作所)

    藍染義足&アートプロジェクト「bloom」

  • 佐藤喜代松商店

    金継ぎ体験セットや、漆器など

  • ヒガシ絃楽器製作所 × 株式会社ナンゴー × Nao漆工房

    分解できる漆塗りコントラバス

  • 佛佛部

    仏具職人たちによるガチャガチャや、各種小物

  • 修理師 REPRO & 下辻洗工

    椅子のアップサイクル、灰汁洗い箪笥

各種イベント

ドローン仏様 来迎イベント

<出演>三浦 耀山(土御門仏所 仏師、佛佛部部長)/くーたん(お寺メイド)

仏師の1000年来の夢であった阿弥陀来迎を、伝統の技術と現代の技術を融合させて実現させたのは、土御門仏所(つちみかどぶっしょ)の仏師・三浦耀山(みうらようざん)氏。今回は最新の「シン・ドローン仏」様の来迎を披露し、新たな仏教体験を提供し続ける浄土宗龍岸寺に仕えるメイド・くーたんと仏具の未来を語り合いました。

LiQ代表ロビン課長が語る!ロビンマスク誕生と某探偵番組裏話

<出演>石井裕二(キャステム京都 LiQ事業部代表、ロビン課長)

デジタルとアナログの交差点!
キャステム京都LiQビルを生み出したロビン課長こと石井裕二氏が、鋳造工場のアナログ技術とデジタルスキャン技術、さらには京都の感性を融合し、新たなモノづくりを生み出している取り組みの背景を語りました。

キャステム京都 LiQ ハンディスキャンワークショップ

<講師>須賀広大(キャステム京都 LiQスキャナースタッフ)

3Dデジタルスキャン技術を使い、顔を撮影し、3Dデータを作成するワークショップを開催。しみやシワまで本物さながらリアル感あふれるデータの仕上がりに、ご参加された皆さんも大変驚かれていました。

分解できる漆塗りコントラバス」の初演奏会 とトークイベント

<出演>奥野英子(ナンゴー)/東義教(ヒガシ絃楽器製作所)/小畑直樹(Nao漆工房)/石井博和(アンサンブル”バスフライト)

DWKから生まれた「分解できる漆塗りコントラバス」の初の演奏会とトークイベントを実施。「分解できる漆塗りコントラバス」は、金属加工会社「ナンゴ―」さん、「ヒガシ絃楽器製作所」さんの交流から「分解できるコントラバス」が生まれ、その一年後、「Nao漆工房」さんが加わったことにより、「分解できる漆塗りコントラバス」が誕生致しました。当日の演奏は、「アンサンブル”バスフライト”代表の石井博和さん。会場には100名を超える方が足を運んでくださり、見た目も音色も美しいコントラバスに酔いしれました。

ナンゴー彫ワークショップ

<講師>奥野英子(ナンゴー)

京都の町工場が持つ金属の精密加工技術だからこそ実現した、ステレオグラムを施した金属板。焦点をずらしながらその金属板を見つめると、そこからは様々な絵柄が浮かび上がります。浮かび上がった絵を見るためには少しコツをつかむ必要があり、皆さん夢中になって金属板と睨めっこされてされていました。

蒔絵体験ワークショップ

<講師>レプロン 紗綾加(佐藤喜代松商店)

佐藤喜代松商店さんによる、銘々皿に蒔絵体験ができるワークショップ。自分の手でお気に入りのお皿を作りました。

おしゃれに足を履き替える!義肢装具とアートとの出会いが生み出す新たなgishi*design トークイベント

<出演>安田伸裕(KYOTO gishi*design) / KATO YUI(ART SPACE NUI)

医療用の義肢装具士として活躍する安田伸裕氏が、藍染、そしてアーティストのKATO YUI氏との出会いから、新たな「gishi」を誕生させるまでの経緯をお話しいただきました。機能だけを満たす義肢装具から、使い手の気分を晴れやかに、おしゃれにまとう義肢装具へ。画期的な取り組みに来場されたみなさまも興味津々に展示された装具を観ておられました。