レポート−REPORT

【Report】経営を“体で”学ぶ2日間 「ウメコウジMG」研修

11/28–29、モノづくり関係者のための学びと実践シリーズ第2弾として、孫正義氏も絶賛した「マネジメントゲーム(MG)」研修を開催しました。ゲームのように進む独自のプログラムを通して、“経営の仕組み”を頭ではなく身体で理解する感覚を得ていきました。

MGは、1つひとつの小さな意思決定が、最終的に会社全体の数字へと現れていくプロセスを体験できる研修です。今回も、「こういうことだったのか!」という気づきが何度も生まれた、非常に濃密な2日間となりました。

Day 1|“右も左も分からない”ところからスタート

研修は手探り状態のままゲームがスタート。
特に決算作業では多くの参加者が苦戦し、なかには“潔いほどの大赤字”に沈むケースも。

しかしここがMGの面白いところ。失敗するほど、会計と経営のつながりがクリアに浮かび上がります。

Day 2|戦略を見直し、再び挑戦

2日目は、まず講義で会計の捉え方を再整理。
その後、各自が販売戦略をブラッシュアップし、再びゲームへ挑みました。

戦略が見事にハマって黒字化した方、なかなか赤字から抜け出せなかった方、外部要因に翻弄された方…
まるで現実の経営を縮図として見るような、様々な“経営ドラマ”が生まれました。

ゲームでの学びをご自身の事業に重ねると、
「もっと別の打ち手があったかもしれない」
「この視点を持てていなかった」
と、経営を立体的に見直すきっかけにもつながっていました。

4期分を体験して見えた、経営の“景色”の変化

今回の2日間で取り組んだのは4期分。
期を追うごとに数字の読み方が変わり、視界がクリアになっていく参加者が多数。

気づきと実践を繰り返すなかで、会計と経営の基礎が自然と身体に宿っていくことを全員が実感していました。

今後の展開

DESIGN KYOTO では、今回のような「マネジメントゲーム」研修を今後も継続的に開催していく予定です。

講師としてお越しくださった コッカラマネジメント・小笠信弥さん、心よりありがとうございました。



参加者の声(一部抜粋)

教育・研修など、普段の会社の中では後まわしにしがちな投資が、ゲーム内ではダイレクトに売りや生産力につながるため、日々の業務でもやはり重要なのだろうと感じた。

K社 Kさん

会計には数量、戦略には具体性かつ明確な指標が必要であるということに気づいた。
100回受講してみたいと感じ、社員教育にも組み入れるべきだと感じた。

C社 Tさん

普段自分が見ているものが、何かの戦略を考えるための情報としては、とても不足していたことに気づきました。

N社 Mさん