舞鶴市の「まいづるグッドカンパニー」のバスツアーが10-11月に3回開催されました。
本プログラムは、地元の高校生らが地元の仕事や職場の魅力、働いている人たちの様子を知っておくことで、就職(卒業後すぐだけではなく、将来的なUターンにも)へつなげていくきっかけの場を作ろう!という目的で実施しており、今年で3年目を迎えました。
大学がない舞鶴を始めとする京都府北部地域の若者は、大学進学をきっかけに地元を離れて戻ってこないという課題意識からスタートした事業です。
自社の仕事の現場を開き、現場で仕事の魅力を感じてもらう「オープンカンパニー」が軸となっています。
レポート−REPORT
【Report】地元高校生向け「まいづるグッドカンパニー」バスツアー
今年のグッドカンパニーには、オープンカンパニーを初めて実施される事業者、初期から関わられている事業者、本事業以外でも自社独自の活動やDESIGN KYOTOでの活動で積極的に取り組んでおられる事業者などが参加しています。
DESIGN KYOTOは、事業の企画のサポートから、ツアー実施に向けた地元事業者向けのワークショップ等の企画・運営を担当しています。
ワークショップでは、各事業者の担当者が自分自身で感じている舞鶴の魅力、仕事の魅力ややりがいといったことを言語化し、現場において高校生らにわかりやすく伝えるだけでなく、想いに共感してもらうことを目標に実践的な取り組みを行なってきました。
それらに加えて、3年目となる今年は、高校生たちが将来仕事をしている様子を具体的にイメージできるようになるために、応用編として「インターンシッププログラムを考えてみる」というワークショップも実施し、仕事のやりがいの言語化だけでなく、やりがいを疑似体験できるプログラムを参加者の方々に考えていただくという取り組みを実施しました。これらを経て参加者の皆さんは、自社の魅力をより工夫して伝えていくようになっていきました。
そして迎えたバスツアー本番では、今後の進路を考え始めた2年生や授業の一環で舞鶴について調べている1年生が多く参加しました。
参加した高校生の声を一部ご紹介いたします。
参加者の声
工場の中みんなが仲良しと知り、そういうところで働きたいなと思いました。
H高 2年生
家とかで何気なく使っている電気がどうやって届いているのかを知りました。そして工場などで部品を生産したり、間違えないようにちゃんと目で見て判断したりして、とても大変だけど大切なことだからすごいと思いました。今回のツアーに参加してよかったと思いました。
H高 2年生
地域のことを考えていて、これから舞鶴の魅力を伝えるための勉強になりました。
N高 1年生
グッドカンパニーのような機会がないと体験できないことだったり、知れないことがたくさんあって学びの場になりました。
N高 1年生
今後もこの「まいづるグッドカンパニー」や多様な機会を通じ、多くの地域の次世代に舞鶴の地域の魅力、そして地域の仕事の素晴らしさが伝わり、卒業後あるいは将来的に舞鶴の仕事に関わりたいと考える学生が増えることを願っております。
参加者の高校生の皆様および関係高校の関係者の皆様、参加事業者の皆様、舞鶴市役所の皆様、グッドカンパニー運営関係者の皆様、ありがとうございました。
