先日、京都で開催されている国際写真祭「KYOTOGRAPHIE」でマスタークラスマネージャーを務める山内浩さんを講師にお迎えし、「ステートメント=理念・想いを伝える言葉」を紡ぎ出すワークショップを開催しました。
「良いものを作れば、きっとわかってもらえる」そう信じて技術を磨いてきた方にこそ届いてほしい、そんな学びのある時間でした。
レポート−REPORT
【Report】「ステートメント=理念・想いを伝える言葉」を紡ぎ出すワークショップ
技術の先にある「言葉」の力。
KYOTOGRAPHIEに学ぶステートメントの真髄
■ 1秒間に6万枚。この時代に選ばれる理由とは?
今や誰もがカメラを持ち、世界中で1秒間に6万枚以上の写真が撮られています。だからこそプロの写真家は、その1枚の「意味・価値・背景」を言語化し、伝えることに命を懸けています。
これは私たちのビジネスも同じではないでしょうか。
スペックや価格競争、あるいは「京都」「創業〇年」という事象だけに頼るのではなく、自分だけの「ステートメント(声明)」を持つことの大切さを学びました。
■ 「お好きに解釈してください」は、最悪のパターン!?
山内さんの言葉で最も突き刺さったのは、「宣言することで覚悟が決まる」ということ。
「どう見てもらってもいい」というのは自由なようでいて、実は表現の放棄。
自分の世界観を言葉で宣言し、空間や時間までをコントロールして初めて、受け手の心に深く刺さる「ナラティブ(物語)」が生まれます。
■ 伝統を「今」の言葉で語り直す
ワークショップでは、参加者の皆さんが自身の道具や素材を語るワークに挑戦。
「270年の歴史があるけれど、この赤は”今年の私”にしか作れない色」
「道具である針が曲がるからこそ、手に馴染み、美しい縫製が生まれる」
歴史の重みと、今この瞬間の感性を掛け合わせた言葉が紡ぎ出された時、唯一無二の輝きが宿ったように感じました。
■ 言葉が変われば、届く人が変わる
営業トークではなく、「どこを見てほしいか」をまっすぐに語る。
参加者の皆さんの表情が、自分の「芯」を見つけたことでパッと明るくなったのが印象的でした。
あなたの製品、あなたのサービス。
その奥にある「本当の価値」、あなたはどんな言葉で伝えますか?
