レポート−REPORT

【Report】土中環境改善ワークショップの成果をご報告!

〜数字で見えた3年間の成果〜

2023年9月にスタートした土中環境改善ワークショップ。
杭を打ち、シガラを組んで落ち葉を入れ、空気と水の通り道をつくる土中環境改善作業。

「本当に土は変わっているの?」
その答えを確かめるため、土壌の健康状態を科学的に分析する「SOFIX(土壌肥沃度調査)」を実施しました。

その結果…

確実に土は育っていました!

① 土の中の微生物が約2.5倍に!

土の健康を支える微生物の数は、

手を入れていない場所 → 約 2.4億個/g
手入れした場所 → 約 6.2億個/g

まで増えていました。実は「健康な土」の目安は約6億個。
つまり、2年間の活動で健康な土のレベルまで回復したことになります!

② 落ち葉が「豊かな土」をつくっていた

土の菌数や保水力に直接影響してくる炭素(有機物)の量は、

未手入れの土→約7,300
約1年手入れした土→約28,000
約3年手入れした土→約40,000

と、未手入れの土のなんと5倍以上に!

毎回入れてきた落ち葉のおかげで、土の栄養のもとになる有機物が大きく増加したのは間違いない、と専門家の方がおっしゃっていました。

まさに「落ち葉はゴミではなく、土を育てる資源!」それが数値でも証明されました。

③ 水をたっぷり蓄えられる土に

土が保持できる水の量も大きく変化しました。

未手入れの土 → 538ml/kg
約1年手入れした土 → 848ml/kg
約3年手入れした土 → 1,074ml/kg

約2倍まで向上。乾燥しにくく、植物が育ちやすい土へと変わっています。

④ 土が循環する力もアップ

土の中では、目には見えない微生物が落ち葉などを分解し、植物が使える栄養へと変えています。
この「循環する力」も、手を入れるほど着実に高くなっていることが分かりました。

つまり、土そのものが自分で元気になっていく力が育っているということ!

課題もあります

今回、唯一課題として分かったのがリンという栄養です。
リンは植物の成長に欠かせませんが、落ち葉だけでは増えにくく、自然に回復するまでには時間がかかります。

一方で、
未手入れ → 約2年 → 約3年以上
と、少しずつ改善していることも確認できました。

みんなで育てていきましょう!

今回の結果は、これまで土中環境改善ワークショップにご参加くださったみなさまのおかげです。

雨の日も暑い日も寒い日も、ワークショップで杭を打ち、土をほぐし、シガラをつくり、落ち葉を入れる。
その積み重ねで、「土は本当に変わる」ということが、科学的に証明されました。

少しずつ手をかけ続けることで、小さな変化でも確実に、命が育つ場所へと変わっています。
これからも、梅小路公園のみんなで、この土の変化を見守り育てていきましょう!


※SOFIXの詳細結果は下記PDFデータを参照ください。


SOFIX(土壌肥沃度調査)詳細結果