2016年の DESIGN WEEK KYOTO 初開催以来、ウェブサイト、ポスター、フライヤー、SNS などでたくさんの人の目に触れてきた DWK のロゴマーク。紫と金のツートーンと、当初からの DWK のコンセプト「OPEN YOUR SI’GH’TE」(SIGHTEは、「視点」を意味する「SIGHT」と「現場」を意味する「SITE」をかけ合わせたもの)の裏に隠された、DWKの思いを深堀りします。
きっかけはポートランド
アメリカ・ポートランドで開催される DESIGN WEEK PORTLAND に着想を得て、ファウンダーの北林が DESIGN WEEK KYOTO の構想を描き始めたときから頭にあったのは、100年後のモノづくりの未来につながるイノベーションを起こすこと。
「都のモノづくり」の真髄とプライドを表す色とデザイン
日本の都として1200年の歴史を誇る京都の礎が築かれた平安時代、京都の町は碁盤の目状、つまり正方形の区画で構成されていました。時代は下って安土桃山時代、時の太閤秀吉は、正方形の区画の真ん中に新しく道を通すという大改革をもって土地の有効活用を促し、町全体の活性化に成功します。
正方形を縦に並んだ2つの長方形で構成する DWK のロゴに込められているのは、「碁盤の目を分割する」という秀吉の思い切った改革に並ぶほどのインパクトを、京都の街に起こしたいという、そして、秀吉の大改革のごとく、DWK が数百年後の人々に残せるインパクトを生み出したいという思いです。
深い金色と紫色は、京都の伝統色の中でも最上級の品格を表す色の組み合わせ。「京都=最上級」というあこがれを、日本中、世界中から受け止め、人々を満足させる「都のモノづくり」のプライドと責任に、まさに相応しい色です。
京都のモノづくりに関わるさまざまな人が混ざり合い、そこから最上級の新たなモノ、サービス、アイデアを生み出したいという気概を表現しています。