イベント−EVENT

第10回 DESIGN WEEK KYOTO 2025 / 第9回 テキスタイル産地ネットワーク in 京都 【OPEN DAY】

受付中

DATE
2025/09/04THU
2025/09/04THU
TIME
10:00 ※集合 9:30 – 16:30
PLACE
京都リサーチパーク東地区 1号館 4階 サイエンスホール
FEE
6000円

クラフト未来会議 -みんなで考える、次世代のものづくり-

京都の地域に根付いたものづくり産業の現場をオープンし、交流を促進することで京都をよりクリエイティブにリデザインしていくことを目的に開催してきたDESIGN WEEK KYOTOは今年、10回目を迎えます。今回は、第9回目を迎えるテキスタイル産地ネットワークとも合同でカンファレンスを開催します。テキスタイル産地ネットワークは、ものづくり産地の課題に向き合う全国のプレイヤー達が集まり、新しい未来の「ものづくり」の可能性を共有するコミュニティであり、DESIGN WEEK KYOTOと想いを共有しています。

産業や工芸における、工場や工房の作り手、街全体からひとつの工場までリブランディングをする人々、それらの物作りの地域性を活かしたデザイナーなど、物作りの未来を担う人たちの集まりです。

今回、国内外からのゲストを交えて「クラフトの未来」を語り合うことで、AI化やデジタル化が進む現在における「人が創る意味」を問い直していきたいと思います。

<イベント概要>

開催日:2025年9月4日(木)10:00-16:00  
    ※イベント終了後、懇親会を17:30より実施いたします
会場:京都リサーチパーク東地区 1号館 4階 サイエンスホール
京都市下京区中堂寺南町134
共催:テキスタイル産地ネットワーク/ ㈱森を織る / (一社)DESIGN KYOTO / COS KYOTO㈱
参加費:一般 6,000円 学生 3,000円(※25歳以下が対象となります)

■当日の流れ

9:30
開場 受付開始
10:00
開会宣言、来賓挨拶
10:15
特別セッション
「Libertyの150年、これまでとこれから」
11:45
ランチ休憩
13:00
セッション①
小林新也氏 「アートとデザインの力で里山と職人文化を再生する」
14:00
小森優美氏 「ものづくり×Transformative Tourismの可能性」
15:00
セッション③
山内浩氏 「国際写真祭における言語化:ステイトメントの役割」
16:00
閉会の挨拶
17:30
懇親会
※ご参加には別途参加費が必要となります

■登壇者・ゲスト紹介

大田 康博
テキスタイル産地ネットワーク 代表
駒澤大学経営学部教授、経営学博士(大阪市立大学)

地方産業の活性化への関心から、1994年から繊維産業の研究を開始し、2007年、著書『繊維産業の盛衰と産地中小企業:播州先染織物業における競争・協調』(日本経済評論社)を発表した(中小企業研究奨励賞 本賞を受賞)。国内繊維産地の展望を求め、2005年以降はイタリア、フランスなどの産地、展示会などを調査する一方、国内各地での新たな取り組みに注目し、訪問型・来訪型マーケティング、クラフト、「よそ者」などに関する研究を進めてきた。2017年からは、産地間交流イベント「テキスタイル産地ネットワーク」を主催している。

足立毅氏
京都リサーチパーク株式会社
ブランディング統括 理事 地域開発部長 

大阪出身、京都在住。1991年に大阪ガス株式会社に入社。2017年より京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)にてブランディングと地域開発事業に携わる。その事業の一環として、梅小路エリアを中心としたまちづくりを推進することになり、2020年に14の事業者が出資し株式会社梅小路まちづくりラボを設立。現在もKRPで職務を行いながら、メンバーとともにアート、テック、食文化を軸としたクリエイティブタウン構築を目指し、梅小路エリアのまちづくりのために活動を行っている。

特別セッション 「Libertyの150年、これまでとこれから」
ANDREA PETOCHI(アンドレア・ペトキ)
Liberty マネージングディレクター 

2018年に同社に入社し、2022年に現職に就任。ブランドの国際的なビジョンとデザインを牽引し、2025年にはLiberty創立150周年を記念する文化事業を主導。過去にはProcter & Gambleや、Kering傘下の高級宝飾ブランドPomellatoで要職を歴任。キャリア初期にはJ.P.モルガンやイタリア経済計画省でも活動。ローマ・サピエンツァ大学卒、古典学の素養を持ち、王室とも縁のあるローマの宝飾家系の出身。2024年より大英博物館関連法人の理事長も務める。著書や寄稿も多数。

特別セッション 「Libertyの150年、これまでとこれから」
Alessandro Biamonti(アレッサンドロ ビアモンティ)氏 
建築家、ミラノ工科大学 准教授

建築家。産業デザインおよびマルチメディア・コミュニケーション分野の博士号を持ち、特に人類学的側面に焦点を当ててデザインに取り組んでいる。ミラノ工科大学デザイン学科の准教授として、LABIRINT研究ラボの活動を統括。また、同大学のインドとの国際関係担当の学長代理も務めている。GRACE_labプロジェクトでコンパッソ・ドーロ賞の名誉賞を受賞。24時間デザイン・カンバセーション・マラソンやミラノ・デザインPhDフェスティバルを企画。多数の論文・エッセイの執筆・編集を行い、研究成果を多くの国際会議で発表している。

セッション① アートとデザインの力で里山と職人文化を再生する
ゲスト 小林 新也 氏 
MUJUN,(同)里山インストール、(同)シーラカンス食堂

大阪芸術大学卒業後、地元で「合同会社シーラカンス食堂」を設立。播州刃物や和紙、京の伝統工芸などの持続可能なものづくりと地域産業の再生に取り組む。オランダで展開するブランド「MUJUN」や職人育成拠点「MUJUN Workshop」、島根・温泉津での「MUJUN Planet」など、国内外で活動。GOOD DESIGN BEST100やWIRED Audi INNOVATION AWARDなど受賞多数。2025年「Japan Craft 21 クラフトリーダー」就任。

セッション② ものづくり×Transformative Tourismの可能性
ゲスト 小森 優美 氏 (株式会社森を織る)
ファッションデザイナー/株式会社森を織る代表取締役

2013年より草木染めシルクランジェリーブランド"Liv:ra(リブラ)”デザイナーとして活動する。 2021年立ち上げから参画したEcological Memesあいだラボでは、コミュニティホストとして生態系における統合科学、森里海連環学やソーシャルイノベーション、サステナブルアントレプレナーシップ等を学ぶ実践的なプログラムを企画運営。

2024年春からは、日本の絹織物の服づくりで自然と人の生態系を育む共創プロジェクト “MORI WO ORU(森を織る)”をスタート。自身の自己表現を探求すると同時に、工芸文化を通して経済流域全体における生態系の連環デザインを展開する。

趣味はフィールド探求。

セッション③  国際写真祭における言語化:ステイトメントの役割
ゲスト 山内 浩 氏
KYOTOGRAPHIE マスタークラスマネージャー

1974年大阪生まれ。1993年渡米、米国州立オハイオ大学ビジュアルコミュニケ ーション学部フォトジャーナリズム学科卒業後、1998年アラスカ州の日刊紙アンカレッジ・デイリー・ニュースで写真家としてのキャリアをスタート。

2006年帰国しフリーランス活動を開始。時事メディアを中心に国内外の媒体に掲載。2017年よりKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のコアスタッフ(マスタークラスマネージャー)としても活動。